クミッラ【Comilla】
バングラデシュ東部の都市。首都ダッカの東約110キロメートルに位置し、インドとの国境に近い。郊外に、7世紀から13世紀に栄えた仏教王朝のモエナモティ遺跡がある。
クムラン【Qumran】
イスラエル東部、死海西岸にある遺跡。20世紀半ば、ヒルベトクムラン洞窟から旧約聖書の最古の写本を含むクムラン文書が発見されたことで知られる。
クムラン‐ぶんしょ【クムラン文書】
《クムランはqumrān。「クムランもんじょ」とも》「死海文書(しかいもんじょ)」に同じ。死海西岸の遺跡クムランとその付近から発見された。
クライドたき‐やせいほごく【クライド滝野生保護区】
《Falls of Clyde Wildlife Reserve》英国スコットランド南部、産業遺跡ニューラナークの近郊にあるクライド滝を中心とする野生保護区。風景画家ターナーが描いたことでも知られる。
クリオン【Kourion】
キプロス南西部にあった古代都市。紀元前14世紀から前13世紀頃にアカイア人の植民都市として建設。古代ローマ時代の野外劇場や、床一面にモザイクを敷き詰めた浴場などの遺跡が残っている。ラテン語名クリウム。
クルネーガラ【Kurunegala】
スリランカ中部の都市。北西部州の州都。コロンボの北東約80キロメートルに位置する。周囲に岩山が点在し、短期間ではあるがシンハラ王朝の都が置かれ、その頂上に築かれた王宮の遺跡がある。クルネガラ。
クロマニョン‐じん【クロマニョン人】
《Cro-Magnon man》1868年、南フランスのクロマニョンの岩陰遺跡から発掘された化石現生人類。その後、ヨーロッパ、北アフリカ各地で発見された。3万5000〜1万年前に生息し、頭が大き...
クロンマクノイズ【Clonmacnoise】
アイルランド中部の町アスローンの南方、シャノン川岸にある修道院跡。6世紀半ばに聖キアランが建てた教会に起源する。7世紀から13世紀にかけて同国における初期キリスト教の中心地として栄え、16世紀に...
クワット‐カラ【Kuvat Kala】
ウズベキスタン西部、カラカルパクスタン共和国にある都城遺跡。キジルクム砂漠の縁に位置するオアシス都市の一つだったが、モンゴル帝国により破壊された。現在は城壁、要塞、塔などの遺構がある。
クワドラングル【Quadrangle】
スリランカ中部の古都ポロンナルワにある、城壁に囲まれた遺跡群。11世紀から13世紀にかけてのシンハラ王朝時代に、釈迦の歯を祭った仏歯寺があった場所で、仏塔、仏像、集会場などが多く残っている。