まち‐じょろう【待ち女郎】
婚礼のとき、戸口で花嫁を待ちうけて中へ導き、付き添って世話をする女性。待ち女房。「姫君の祝言には、—に頼まうと」〈浄・反魂香〉
まつかた‐さぶろう【松方三郎】
[1899〜1973]登山家。東京の生まれ。正義の一三男。日本山岳会会長・日本山岳協会会長を歴任。昭和45年(1970)隊長として日本人によるエベレスト初登頂を成功させた。著「アルプス記」「遠き...
まつき‐けんじろう【松木謙治郎】
[1909〜1986]プロ野球選手・監督。福井の生まれ。明大で一塁手として活躍後、昭和11年(1936)大阪タイガース(阪神の前身)に入団、首位打者を獲得するなどして同球団の黄金時代を築く。戦後...
まつした‐だいざぶろう【松下大三郎】
[1878〜1935]国語学者。静岡の生まれ。国学院大教授。語辞の分類法など、文法研究に独自の理論体系を確立した。編著「改撰標準日本文法」「標準日本口語法」「国歌大観」など。
みうら‐ゆういちろう【三浦雄一郎】
[1932〜]プロスキーヤー・冒険家。青森の生まれ。昭和39年(1964)にイタリアのキロメーターランセに日本人として初めて参加し、当時の世界記録を樹立。昭和41年(1966)富士山でのスキー直...
みせ‐じょろう【見世女郎】
1 上方の遊郭で、遊女の階級の下等のもの。店先の格子の中に座って客を引いた。端女郎(はしじょろう)。 2 江戸吉原の遊郭で、張見世に出た女郎。
みやたけ‐さぶろう【宮武三郎】
[1907〜1956]プロ野球選手・評論家。香川の生まれ。昭和11年(1936)阪急(オリックスの前身)の創立に際し、29歳で入団。3年間の選手生活を経て、引退後は野球評論家となった。
むつごろう【鯥五郎】
ハゼ科の海水魚。全長約20センチ。目は頭頂部に突き出ていてよく動く。体色は暗緑色で、体側とひれに青色の斑点がある。日本では有明海と八代海に生息。皮膚呼吸もでき、泥上を胸びれではいまわったり、全身...
めがねやなおじろう【眼鏡屋直次郎】
ねじめ正一の長編時代小説。江戸の眼鏡屋のひとり息子を主人公に、文政年間の日本の眼鏡事情を描いた娯楽作品。平成11年(1999)刊行。
め‐ろう【女郎】
1 女をののしっていう語。「うぬおれを馬鹿にするな。此—」〈逍遥・当世書生気質〉 2 女の子。少女。「—などにすくはせ」〈宗長手記〉