かん‐ざけ【燗酒】
燗をした日本酒。《季 冬》
かんろ‐しゅ【甘露酒】
濃厚で甘みに富む酒の一種。麹(こうじ)を多く、水を少なく仕込んで醸造したもの。
がん‐しゅ【願酒】
神仏に願をかけて酒をやめること。「酒は翌(あした)っから—だ」〈滑・浮世床・初〉
き【酒】
さけ(酒)の古名。「相飲まむ—そこの豊御酒(とよみき)は」〈万・四二六四〉
きき‐ざけ【聞(き)酒/利(き)酒】
酒を少量味わって、そのよしあしを鑑定すること。また、そのために用いる酒。《季 秋》
きくか‐しゅ【菊花酒】
中国で、菊の花・茎・葉と黍(きび)・米とを混ぜて醸造した酒。9月9日の重陽の節句に用いる。きっかしゅ。
きくか‐の‐さけ【菊花の酒】
「菊の酒」に同じ。きっかのさけ。
きく‐ざけ【菊酒】
1 菊の花を浸した酒。また、重陽(ちょうよう)の節句(9月9日)に飲む酒。菊の酒。菊花の酒。《季 秋》 2 みりんの一種。菊の花を煮付けた汁を用いて造ったもので、肥後や加賀の名産。菊の酒。
きく‐の‐さけ【菊の酒】
1 「菊酒(きくざけ)1」に同じ。《季 秋》「草の戸の用意をかしや—/太祇」 2 「菊酒2」に同じ。 3 酒の美称。「種は春ぞと—、花を受けたる袂(たもと)かな」〈謡・盛久〉
き‐ざけ【生酒】
まぜ物のない純粋の酒。