さくさん‐ナトリウム【酢酸ナトリウム】
酢酸を水酸化ナトリウムで中和し、蒸発して得られる白色結晶。水に溶ける。染色の媒染や分析試薬などに使用。
さくさん‐なまり【酢酸鉛】
鉛化合物で、ふつうには酢酸鉛(Ⅱ)Pb(CH3COO)2のこと。酸化鉛を温希酢酸に溶かし、冷却して得られる無色の結晶。三水和物Pb(CH3COO)2 ・ 3H2Oは鉛糖(えんとう)とよばれ、水溶...
さくさん‐はっこう【酢酸発酵】
酢酸菌の作用で、エチルアルコールが酸化されて酢酸になる現象。食酢の製造に利用。
さくさん‐ビニル【酢酸ビニル】
エチレンと酢酸から合成される甘味臭のある無色の液体。アセチレンと酢酸の反応により合成される。酢酸ビニル樹脂・ビニロンなどの原料。ビニルアセテート。化学式CH2=CHOCOCH3
さくさんビニル‐じゅし【酢酸ビニル樹脂】
酢酸ビニルを重合させて得られる熱可塑性樹脂。軟化点が低く、成形材料としては用いられず、溶液または乳化液として塗料・接着剤・チューインガムのベースなどに使用。
さくさんフェニル‐すいぎん【酢酸フェニル水銀】
有機水銀化合物の一つ。白色の結晶性粉末。農業用殺菌剤として用いられたが、現在、日本では使用禁止。PMA(phenylmercuric acetate)。化学式CH3COOHgC6H5
す【酢/醋/酸】
酢酸を含む酸味のある調味料。ほかに有機酸類・糖類・アミノ酸類を含み芳香とうまみをもつ。日本には4世紀ごろに中国から伝来。米酢(こめす)・粕酢(かすず)などの穀物酢、りんご酢・ぶどう酢などの果実酢...
す‐あえ【酢和え/酢韲え】
野菜・魚介などを酢であえること。また、あえたもの。酢の物。
す‐いり【酢煎り】
脂肪の多い魚肉を煮るとき、最後に酢を加えて生臭さを消し、淡泊な味にすること。酢入れ。酢煮。
す‐がい【酢貝】
1 リュウテンサザエ科の巻き貝。潮間帯の岩礁に多い。貝殻は横長の卵形で、殻径約2センチ。殻表は緑褐色。ふたは石灰質で酢につけると泡を出して動きまわる。北海道南部から南に分布。食用。むらくもがい。...