おしょ‐さん
《「おししょう(御師匠)さん」の音変化》「師匠」を敬い、また、親しみをこめていう語。「—、また寝ちまったんですか」〈里見弴・今年竹〉
お・す
[動サ特活]《近世、江戸の遊里語》 1 「ある」「居る」の丁寧語。あります。ございます。おります。「まだ妹も—・すから」〈洒・甲子夜話〉 2 (補助動詞)形容詞のウ音便形、形容動詞・指定の助動詞...
おとなし‐がわ【音無川】
和歌山県田辺市本宮(ほんぐう)町本宮の熊野本宮大社付近を流れ、熊野川に合流する川。この地一帯を音無の里と呼んだところからこの名がある。[歌枕]「名のみして岩波たかく聞こゆなり—の五月雨の頃」〈...
お‐なが【尾長】
1 尾の長いこと。 2 カラス科の鳥。全長37センチくらいで、その半分は尾の長さ。頭は帽子をかぶったように黒く、体は青灰色、尾と翼は青い。アジア東部とヨーロッパのイベリア半島に分布し、日本では、...
おな・じ【同じ】
[形シク]《「おなし」とも》形容動詞「おなじ」に同じ。体言に続くときには、連体形「おなじき」のほか、和文脈のものでは語幹「おなじ」がそのまま用いられることが多かった。「あしひきの山は無くもが月見...
お‐はなし【御話】
1 話す人を敬って、その話をいう語。また、「話」の美化語。「先生の—をうかがう」「これは、私の郷里の—です」 2 江戸末期、富籤(とみくじ)の当たり番号を印刷した紙。また、それを売る者。「お話」...
おはら‐め【大原女】
大原(おおはら)や八瀬(やせ)の里から、柴(しば)・薪(まき)・花などを頭にのせて、京都の町に売りにくる女。おおはらめ。 [補説]「小原女」とも書く。曲名別項。→大原女
おま‐はん
[代]《「おまえさん」の音変化》二人称の人代名詞。近世、大坂の遊里で芸妓などが客に対して使ったのがはじめ。「—もいらざる世話やき爺(ぢぢい)だね」〈滑・浮世風呂・三〉
おみたま【小美玉】
茨城県中部にある市。ニラ・イチゴなどの栽培が盛ん。東部に百里飛行場(茨城空港)がある。平成18年(2006)3月に小川町・美野里(みのり)町・玉里村が合併して成立。人口5.2万(2010)。
おもい‐き・ゆ【思ひ消ゆ】
[動ヤ下二]気持ちが沈んでしょんぼりする。「白雪の降りて積もれる山里は住む人さへや—・ゆらむ」〈古今・冬〉