すさまじ・い【凄まじい】
[形][文]すさま・じ[シク]《動詞「すさ(荒)む」の形容詞化。古くは「すさまし」とも》 1 程度がはなはだしいさま。 ㋐恐ろしい。ものすごい。「—・い形相」「—・い台風のつめあと」 ㋑驚くほど...
すし‐や【鮨屋】
鮨をつくって売る店。また、その人。
浄瑠璃「義経千本桜」の三段目切(きり)の通称。弥助と変名して鮨屋にかくまわれている平維盛(たいらのこれもり)と、それをめぐる権太・お里兄妹の話。
す‐じょ【数女】
《「数」は多数。転じて下等の意》下級の遊女。「分里(ぶんり)(=遊里)の—」〈浮・一代女・二〉
すじり‐もじり【捩り捩り】
[副] 1 曲がりくねっているさま。また、ひねくれているさま。「—した厭味(いやみ)と聞かるるほどに」〈露伴・寝耳鉄砲〉 2 からだをひねってくねらせるさま。「さらしの里、春日江の村、—見渡して...
すじり‐もじ・る【捩り捩る】
[動ラ五(四)] 1 曲がりくねる。乱れもつれる。「可笑しく葛藤(もつ)れた縁の糸の—・った間柄」〈二葉亭・浮雲〉 2 からだをひねって、くねらせる。「伸びあがりかがまりて、舞ふべきかぎり—・り...
すみ・く【住み来】
[動カ変]長い間住み続ける。また、特に、男が女の家に長い間通い続ける。「年を経て—・こし里を出でていなばいとど深草野とやなりなむ」〈伊勢・一二三〉
すみだがわせきやのさと【隅田川関屋の里】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。隅田川上流の関屋の里を、3騎の馬で走り抜ける旅姿の侍たちを描いたもの。松の木越しに赤富士が見える。
すれ‐もの【擦れ者】
1 世間慣れしている者。また、悪ずれしている者。「宝といふ字の消ゆる程、今は世の—となりける」〈浮・永代蔵・三〉 2 遊里の事情に精通して、遊びなれている者。粋人。「両方—、後は金銀の沙汰にもあ...
すん【寸】
1 尺貫法の長さの単位。1寸は1尺の10分の1で、約3.03センチ。 2 長さ。寸法。「—足らず」 3 ごく短いこと。また、ごく少ないこと。「彼をふるい此を移せど—の紙だになし」〈蘆花・不如帰〉...
ずけり
[副]遠慮なく、はっきりとものを言うさま。ずばり。「いつもに似合わず—と言って退(の)けた」〈里見弴・安城家の兄弟〉