あみ‐のりもの【網乗り物】
近世、士分以上の重罪人の護送に用いた、網を掛けた駕籠(かご)。
か‐ざい【火罪】
戦国・江戸時代に行われた刑罰の一。罪人を市中引き回しのうえ、火あぶりにした刑罰。キリスト教信者やその他の重罪人に対して行ったが、寛保2年(1742)以降は放火犯にのみ適用。
きゅう‐あく【旧悪】
1 過去に犯した悪事。「—が露見する」 2 江戸時代、特定の重罪を除き、12か月以上を経て発覚した犯罪は、再犯や他の犯罪がなければ罰せられなかったこと。また、その犯罪。
けい‐ざい【軽罪】
1 軽い罪。 2 旧刑法で、重禁錮(じゅうきんこ)・軽禁錮または罰金を科された罪。→違警罪 →重罪
サンローラン‐デュ‐マロニ【Saint-Laurent du Maroni】
南アメリカ北東部、フランス領ギアナの町。首都カイエンヌの西約250キロメートル、スリナムとの国境をなすマロニ川沿いに位置する。19世紀半ばから20世紀半ばにかけて、フランスの政治犯・重罪犯の流刑...
しがい‐しおづめ【死骸塩詰め】
江戸時代、主殺し・親殺し・関所破りなどの重罪人で、判決以前に死亡した者の死骸を塩詰めにしたこと。判決後、磔(はりつけ)にした。
し‐じゅう【四重】
1 四つ重なること。また、四つ重ねたもの。 2 《「四重禁」「四重罪」の略》仏語。4種の重罪。殺生・偸盗(ちゅうとう)・邪淫・妄語。
し‐もく【指目】
[名](スル)指さして見ること。注目すること。「重罪を犯せしが如くに、世人これを—し」〈中村訳・自由之理〉
じゅう【重】
[音]ジュウ(ヂュウ)(慣) チョウ(漢) [訓]え おもい かさねる かさなる [学習漢字]3年 〈ジュウ〉 1 目方がおもい。「重量・重力・重金属/加重・荷重・体重・比重」 2 程度がはな...
じゅう‐か【重科】
1 重い罪科。重罪。 2 重い刑罰。重刑。