けんさき‐えぼし【剣先烏帽子】
頂が山形にとがり、剣の先に似ている形の烏帽子。ふつう黒色で、金色や朱の丸を描いたものなどもある。能・歌舞伎などの三番叟(さんばそう)に用いる。
げいなし‐ざる【芸無し猿】
芸のない者をあざけっていう語。「那奴(あいつ)も能(よ)く能くの—に出来て居るんだ」〈紅葉・金色夜叉〉
げき‐とう【激盪】
[名](スル)はげしくゆれること。また、はげしく動かすこと。「谿急に激折して、水之が為に鼓怒し、咆哮し、噴薄—して、奔馬の乱れ競うが如し」〈紅葉・金色夜叉〉
げん‐だん【厳談】
[名](スル)きびしい態度でかけあうこと。「曠(ぬか)らず—せよと代理を命ぜられて」〈紅葉・金色夜叉〉
こうごう‐き【皇后旗】
皇后の外出のとき、掲げた旗。紅色の地に金色の菊花を表したもの。
こ‐がね【黄金/金】
《「くがね」の音変化》 1 きん。おうごん。→あかがね →くろがね →しろがね 2 大判・小判などの金貨。 3 「黄金色」の略。
こがね‐かん【黄金羹】
鬱金(うこん)の粉をまぜて黄金色にしたようかん。
こがね‐ざね【黄金札】
黄金色の鎧(よろい)の札。
こがね‐たけ【黄金茸】
カブラマツタケ科のキノコ。秋に草地に群生。高さ10〜15センチで黄金色をしている。 [補説]食用とされることもあるが、中毒例も報告されている。
こがね‐の‐なみ【黄金の波】
黄金色に輝く波。金波(きんぱ)。また、黄色く実った稲穂が風に揺れるようすを波に見立てていう。