りゅうち‐けん【留置権】
他人の物を占有している者が、その物に関して生じた債権の弁済を受けるまで、その物を留置することのできる権利。例えば、時計の修繕人が修繕代金を受け取るまで、その時計を預かっておくなど。
りゅうつう‐かへい【流通貨幣】
⇒現金通貨
りゅうつう‐げんきん【流通現金】
市中に出回っているお金。中央銀行が発行する銀行券の発行高と政府が発行する貨幣(硬貨)の流通高の合計がこれにあたる。
りゅうつう‐しじょう【流通市場】
すでに発行されている株式や公社債などの有価証券が売買取引される市場。証券取引所(金融商品取引所)のほかに店頭市場なども含まれる。→発行市場
りゅうどう‐しさん【流動資産】
企業の所有する資産のうち、現金・預金のほかに、貸借対照表日の翌日から起算して1年以内に現金化または費用化するか、あるいは正常な営業循環過程にある資産。受取手形・売掛金・有価証券・棚卸資産・前払費...
りゅうどうせい‐カバレッジひりつ【流動性カバレッジ比率】
「金融危機などの緊張状態が30日間継続したときに流出すると見込まれる資金額」に対する「短期間に現金化可能な資産」(適格流動資産)の割合。国際業務を行う銀行の流動性リスクに対する短期的な強靭性を高...
りゅうどうせい‐の‐ジレンマ【流動性のジレンマ】
特定の国の通貨を基軸通貨とする国際通貨制度のもとでは、基軸通貨の供給と信用の維持を同時に達成できない、という矛盾。イェール大学の経済学者ロバート=トリフィンが1960年に指摘した。流動性ジレンマ...
りゅうどうせい‐の‐わな【流動性の罠】
金利がきわめて低い状態に陥ると債券よりも流動性のある貨幣を保有する傾向が高まり、中央銀行が金融緩和を行って通貨供給を増やしても、新たな融資や投資に資金が回らず、利子を生まない銀行預金が増えるだけ...
りゅうどうせい‐リスク【流動性リスク】
運用と調達の期間の不一致や予期せぬ資金の流失などによって、必要な資金を確保できなかったり、通常より高い金利での調達を余儀なくされ、損失を被ること(資金流動性リスク・資金繰りリスク)。また、市場の...
りゅうどう‐ふさい【流動負債】
企業の所有する負債のうち、貸借対照表日の翌日から起算して1年以内に支払い期限が来るか、あるいは正常な営業循環過程にある負債。買掛金・支払手形・短期借入金・前受金など。短期負債。→流動資産 →固定負債