かい‐ぐ【皆具】
1 装束・武具・馬具などのその具一式がそろっているもの。 2 茶の湯で、台子(だいす)や長板に飾る茶道具一式。風炉・釜・水指・杓立て・建水・蓋置きなど。
かえ‐ぶた【替(え)蓋】
1 取り替えぶた。 2 茶の湯釜・水指・茶入れなどで、本体とは材質の異なった象牙・木地・漆塗りなどで作られたふた。⇔共蓋(ともぶた)。
かき‐めし【牡蠣飯】
カキの身を入れた炊き込み飯。汁をかけるものもある。《季 冬》「—の釜画きたる行灯かな/鳴雪」
かぎ‐やく【鎰役/鉤役】
《「かぎ」は鍋・釜を掛けるところから世帯の意》中世・近世に世帯を単位に課された税。竈役(かまどやく)。
かこう‐こ【火口湖】
火口に水がたまってできた湖。蔵王(ざおう)山の御釜など。
かた‐つき【肩衝】
1 肩の部分が角ばっている茶入れ。肩衝茶入れ。 2 肩の部分が角ばっている茶釜。肩衝茶釜。
糧(かて)を棄(す)て船(ふね)を沈(しず)む
《楚の項羽が鉅鹿(きょろく)の戦いで、川を渡るのに使った船を沈め、釜を壊し、小屋を焼いてから戦い、秦の軍に大勝した「史記」項羽本紀の故事から》決死の覚悟で戦いに臨むたとえ。
かな‐え【鼎】
《「金瓮(かなへ)」の意》現在の鍋・釜の用に当てた、古代中国の金属製の器。ふつう3本の脚がついている。王侯の祭器や礼器とされたことから、のち王位の象徴となった。
かな‐け【金気/鉄気】
1 水中に溶けて含まれている鉄分。また、そのにおいや味。 2 新しい鉄製の鍋・釜・鉄瓶などで湯を沸かすときに染み出る赤黒い渋。「—を抜く」 3 (金気)金属類。金物類。 4 (金気)金銭に関する...
かな‐もの【金物】
1 金属製の器具。鍋・釜・包丁・さじ・鎖など。 2 器物に付ける金具(かなぐ)。「そり橋の銀宝珠(ぎぼうし)も—ぎらめき」〈仮・浮世物語・二〉