はり‐の‐みみ【針の耳】
「針の穴」に同じ。
はり‐の‐むしろ【針の筵】
《針を植えた敷物の意から》一時も心の休まらない、つらい場所や境遇のたとえ。「—に座る気持ち」
はり‐の‐やま【針の山】
地獄にあるという、針の植えてある山。罪人を追い込んで苦しめる所。転じて、苦痛に責めさいなまれる場所のたとえ。
はり‐ぶくろ【針袋】
針を入れて持ち歩くための袋。「—帯び続けながら里ごとに」〈万・四一三〇〉
針(はり)ほどの事(こと)を棒(ぼう)ほどに言(い)う
小さいことを大げさに言うたとえ。針小棒大。
はり‐みち【針道】
縫い物の針の運び方。運針法。
はり‐め【針目】
針で縫った糸目。縫い目。「—がそろう」
はり‐もぐら【針土竜】
単孔目ハリモグラ科の哺乳類。体長35〜50センチ、尾はごく短い。全身、特に頭から背中にかけて太い針状の毛で覆われる。長い吻(ふん)と舌をもち、シロアリ・アリを主食とする。卵生。オーストラリア・タ...
はり‐もみ【針樅】
マツ科の常緑高木。中部地方以南の山地に自生。針状の葉を螺旋(らせん)状に密生する。6月ごろ、雄花と雌花とをつけ、褐色の球果ができる。材は建築・器具用。
はり‐やま【針山】
「針刺し」に同じ。