いちょう‐くずし【銀杏崩し】
女性の髪形の一。銀杏髷(まげ)の変形で、浅葱(あさぎ)または紫の縮緬(ちりめん)を髷に巻き込んだもの。幕末の江戸で流行。もとは少女の髪形。
いちょう‐ごけ【銀杏苔】
イチョウウキゴケの別名。
いちょう‐ば【銀杏歯】
下駄の歯で、イチョウの葉のように、下が広がったもの。
いちょう‐ば【銀杏羽】
オシドリの雄の両翼にあるイチョウの葉の形の羽。風切り羽の内側の一対が発達したもので、橙(だいだい)色。思い羽。剣羽(つるぎば)。いちょうばね。
いちょう‐まげ【銀杏髷】
女性の髪形の一。髷をイチョウの葉の形に広げて結ったもの。江戸時代に流行。いちょうわげ。
いん‐つう【銀子/員子】
《「いん(銀)」「つう(子)」は唐音》中国から渡来した純良な金銀。転じて、金銭。かね。金子(きんす)。「男はよし、—はあり、親はなし、浮世はひま」〈浮・一代男・六〉
かね‐おや【金親/銀親】
資金を出す人。出資者。金元(かねもと)。「女房は—の人質になして」〈浮・胸算用・三〉
かね‐がえ【金替/銀替】
両替。また、両替商。「—の手代」〈浮・永代蔵・一〉
かね‐くにゅう【金口入/銀口入】
金銭の貸し借りの世話をすること。また、その人。「わづかの—よりめきめきと大金を出かし」〈浮・母親容気・二〉
ぎま【義万】
フグ目ギマ科の海水魚。西大西洋、インド洋などに分布。日本では中部以南の浅海にすむ。全長約25センチ。食用。