いかり‐むし【錨虫】
ウオジラミ目イカリムシ科の甲殻類。体長8ミリほどの棒状で、ほぼ透明。ウナギ・コイ・金魚などの淡水魚の口やえらに寄生。
いかり‐もり【碇銛】
捕鯨用の銛の一。先のほうが錨形に左右に反り返って突起しているもの。
錨(いかり)を打(う)・つ
「錨を下ろす1」に同じ。
錨(いかり)を下(お)ろ・す
1 船舶などが錨を沈めて停泊する。「入り江で—・す」 2 ゆっくり落ち着く。尻を据える。「太鼓持ちも心安立てしてくれると思ひ、猶も—・して咄す」〈洒・四十八手〉
びょう【錨】
[音]ビョウ(ベウ)(漢) [訓]いかり 船のいかり。「錨床・錨地・錨泊/投錨・抜錨」
びょう‐さ【錨鎖】
錨(いかり)につけるくさり。
びょう‐しょう【錨床】
船の甲板(かんぱん)の、引き揚げた錨(いかり)を据えておく場所。
びょう‐ち【錨地】
船が錨(いかり)を下ろして停泊する所。停泊地。
びょう‐はく【錨泊】
[名](スル)船がいかりをおろして1か所にとどまること。碇泊(ていはく)。「湾内に—している船」