びっちゅう‐ぐわ【備中鍬】
刃の部分を2本から5本のくしの歯状とした鍬。水田の荒起こしなどに使う。
ふみ‐くわ【踏み鍬】
《「ふみぐわ」とも》鍬頭を足で踏んで刃を土に突きさし、柄を押し倒して田畑の土を起こす鍬。ふんぐわ。
うま‐ぐわ【馬鍬】
⇒まぐわ
ま‐ぐわ【馬鍬】
牛や馬にひかせて水田の土をかきならす農具。長さ1メートルほどの横の柄に、刃を櫛(くし)状に取り付けたもの。うまぐわ。
また‐ぐわ【股鍬】
土を掘り起こす部分が2本以上に分かれている鍬。くまでぐわ。
まん‐が【馬鍬】
《「まんぐわ」とも》「まぐわ」の音変化。
藪(やぶ)で馬鍬(まぐわ)
「藪に馬鍬」に同じ。
藪(やぶ)に馬鍬(まぐわ)
《「馬鍬」は、牛馬にひかせる耕耘(こううん)用の鍬》生い茂った藪では馬鍬を使って耕すことはできないことから、できないことを無理にしようとするたとえ。藪で馬鍬。
ゆ‐くわ【斎鍬】
神事に用いる清浄なくわ。いむくわ。