さくら‐え【桜会】
平安・鎌倉時代に、桜の花の咲くころに営まれた法会。その後に観桜の宴が開かれた。京都の醍醐寺(だいごじ)や賀茂神社で行われたものが有名。
ささえ‐じょう【支え状】
鎌倉・室町時代の訴訟で、訴人(原告)の訴状に対する論人(被告)の答弁書。陳状。
さし‐て
[副]《動詞「さ(指)す」の連用形+接続助詞「て」から》 1 (あとに打消しの語を伴って用いる)とりたてていうほど。それほど。たいして。「これは—重要ではない」「—遜色(そんしょく)はない」 2...
さっくり
[副](スル) 1 ごく簡単に切れたり割れたりするさま。「ビスケットが—(と)割れる」「長い安寿の髪が、鋭い鎌の一掻に—切れた」〈鴎外・山椒大夫〉 2 率直で好感が持てるさま。あっさりしているさ...
さとり‐え【悟り絵】
絵で詞(ことば)の心を表し、その趣意をわからせる判じ物の絵。寓意(ぐうい)の絵。鎌と輪の絵をかき、「ぬ」の字を添えて「かまわぬ」と読ませる類。
さなだ‐じゅうゆうし【真田十勇士】
真田幸村に仕え、武勇で活躍したと伝えられる10人の勇士。猿飛佐助・霧隠才蔵・三好清海入道・三好伊三入道・由利鎌之助・筧十蔵・海野六郎・望月六郎・穴山小助・根津甚八。実伝は不明。
さ‐ね【さ寝】
《動詞「さぬ」の連用形から》寝ること。特に、男女が共寝すること。「まかなしみ—に我(わ)は行く鎌倉の水無瀬川(みなのせがは)に潮満つなむか」〈万・三三六六〉
さむらい【侍/士】
《「さぶらい」の音変化》 1 武芸をもって貴族や武家に仕えた者の称。平安中期ごろから宮中や院を警固する者をいうようになり、鎌倉・室町時代には凡下(ぼんげ)(庶民)と区別される上級武士をさした。江...
さむらい‐あり【侍蟻】
アリ科の昆虫。体長は働きアリで約5ミリ。体は黒褐色で、大あごが鎌状。夏の蒸し暑い午後にクロヤマアリの巣を襲い、さなぎを略奪して自分の巣へ運び込み、羽化すると奴隷として使う。日本各地で普通にみられる。
さむらい‐どころ【侍所】
1 ⇒さぶらいどころ1 2 鎌倉幕府の役所の一。御家人統制のため、治承4年(1180)設置。長官を別当と称し、初め和田義盛が任ぜられ、のち北条氏が世襲。さぶらいどころ。 3 室町幕府の役所の一。...