にげ‐みず【逃(げ)水】
1 砂地や舗装道路で、前方に水たまりがあるかのように見え、近づくとその先に移っていく現象。光の異常屈折による蜃気楼の一種であり、強い日射で地面が非常に熱せられたときに見られる。古く、武蔵野の名物...
にこうしれいき‐けんびきょう【二光子励起顕微鏡】
フェムト秒パルスレーザーの励起光によって光子密度を高め、自然界ではまれにしか生じない二つの光子が原子に同時に吸収される現象を起こし、試料が発する蛍光を観察する顕微鏡。長波長で低エネルギーのレーザ...
にしき‐めがね【錦眼鏡】
⇒万華鏡(まんげきょう)
にじゅういっセンチ‐は【二十一センチ波】
中性水素が放つ線スペクトル。波長21.10611センチメートル、周波数1420.406ギガヘルツの電波。電波望遠鏡により、宇宙空間の中性水素ガス雲が放つ21センチ波が観測される。21センチ線。
にじゅうご‐だいじ【二十五大寺】
平安時代の25の大寺。東大寺・興福寺・元興寺・大安寺・薬師寺・西大寺・法隆寺・新薬師寺・大后寺・不退寺・超証寺・招提寺・京法華寺・宗鏡寺・弘福寺(川原寺)・崇福寺・梵釈寺・檀林寺・延暦寺・貞観寺...
にじゅうしょうてん‐レンズ【二重焦点レンズ】
場所によって二つの焦点距離をもつレンズ。遠近両用の眼鏡などに用いられ、用途が異なる二つのレンズの間にはっきりとした境目が存在する。二焦点レンズ。バイフォーカルレンズ。
にじゅう‐せい【二重星】
肉眼では一つの星に見えるが、望遠鏡で見ると互いに接近して同じ方向に見える2個の恒星。→重星
にじり‐がき【躙り書(き)】
[名](スル)筆を紙に押さえつけて、にじるように文字を書くこと。「手探りで—した遺書(かきおき)を残してな」〈鏡花・歌行灯〉
にちを入(い)・る
言いがかりをつけて金品をゆすりとる。「—・る手だてもあり」〈色道大鏡・一四〉
に‐の‐ひと【二の人】
宮中での地位が一の人である摂政・関白に次ぐ人。「世の—にておはしますめり」〈大鏡・道長上〉