のぞき‐づり【覗き釣(り)】
箱眼鏡(はこめがね)で水中をのぞきながら、釣り竿で魚を引っ掛けて釣る漁法。
のぞき‐み・る【覗き見る】
[動マ上一][文][マ上一]小さな穴などから見る。また、こっそり見る。「万華鏡を—・る」「戸の陰から—・る」
のぞき‐めがね【覗き眼鏡】
1 「覗き絡繰(からく)り」に同じ。 2 「箱眼鏡(はこめがね)」に同じ。
のぞ・く【覗く/覘く/窺く/臨く】
[動カ五(四)] 1 物陰やすきま、小さな穴などから見る。「鍵穴から—・く」「部屋を—・く」 2 装置を用いて物体を見る。「望遠鏡を—・く」 3 高い所から低い所を見る。「谷底を—・く」 4 ひ...
のた・る
[動ラ五(四)]這(は)う。這っていく。「堂社の縁の下、石材(いし)や材木と一所に—・っている宿なし同然な身の上だで」〈鏡花・日本橋〉 [動ラ下二]這う。また、倒れる。「そこらは構はず踏ん反...
の‐づら【野面】
1 野のおもて。野原。「—を渡る風」 2 山から切り出したままで加工してない石の表面。また、その石。 3 恥を知らない、あつかましい顔。鉄面皮(てつめんぴ)。「此処等から一番—で遣(やっ)つけよ...
のべ‐かがみ【延(べ)鏡】
1 物を直接見ないで、鏡にうつして見ること。「思ひついたる—、出してうつして読み取る文章」〈浄・忠臣蔵〉 2 懐中に入れておく鏡。「着替へては媚(こび)を争ひ、—は化粧を補ふ」〈根無草・後〉
のもり【野守】
謡曲。五番目物。世阿弥作。春日野を行く旅僧が、老人から野守の鏡の故事を聞き、鬼神の奇瑞(きずい)を見る。
のもり‐の‐かがみ【野守の鏡】
《鷹(たか)狩りの途中で逃げた鷹を、野守がたまり水に映る影を見て発見したという故事から》野中の水を鏡にたとえていう語。「花のころを影にうつせば秋の夜の月も—なりけり」〈山家集・上〉
のり‐ぐ・す【乗り具す】
[動サ変]一緒に乗る。連れだって乗る。「船に—・して、歌つかまつりけるとかや」〈今鏡・四〉