か‐さ【過差】
分に過ぎたこと。分不相応なおごり。ぜいたく。「—殊の外に好ませ給ひて、大饗せさせ給ふに」〈大鏡・伊尹〉
かささぎ‐の‐かがみ【鵲の鏡】
1 裏面にカササギの模様のある鏡。単に、鏡をもいう。「あまのはら光射し添ふ—と見ゆる秋の夜の月」〈夫木・一三〉 2 《鏡の意から》月の異称。
かさね‐もち【重ね餅】
1 大小二つ重ねにした餅。御供え。鏡餅。 2 相撲などで、双方が組み合ったまま、重なって倒れること。
かざり‐うす【飾り臼】
正月、農家で臼にしめ縄を張り、鏡餅(かがみもち)を供えること。また、その臼。《季 新年》「—四つ杵掛けて祝ひけり/碧梧桐」
かしこ‐どころ【賢所】
《恐れ多い所の意》 1 宮中三殿の一。天照大神(あまてらすおおみかみ)の御霊代(みたましろ)として神鏡を奉安してある所。内侍所(ないしどころ)。けんしょ。 2 八咫(やた)の鏡のこと。「内侍も女...
かしわど‐つよし【柏戸剛】
[1938〜1996]力士。第47代横綱。山形県出身。本名、富樫(とがし)剛。昭和36年(1961)大鵬(たいほう)とともに横綱に昇進し「柏鵬(はくほう)時代」を築いた。優勝5回。引退後、年寄鏡...
か・す【浸す/淅す】
[動サ四] 1 水にひたす。つける。「秋刈りし室のおしねを思ひ出でて春ぞたなゐに種も—・しける」〈堀河百首〉 2 米を洗う。米をとぐ。〈新撰字鏡〉
かすみ‐の‐ほら【霞の洞】
1 仙人の住む所。 2 上皇の御所。仙洞(せんとう)。「(水無瀬殿ハ)げに千代をこめたる—なり」〈増鏡・おどろの下〉
かせ【枷】
《「かし(枷)」の音変化》 1 昔の刑具の一。鉄や木で作り、罪人の首・手・足などにはめて、からだを自由に動かせないようにするもの。桎梏(しっこく)。かし。 2 心理的、物理的に行動の妨げになるも...
カセグレン‐アンテナ【Cassegrain antenna】
主反射鏡と副反射鏡の一組の反射鏡、および一次放射器で構成されたアンテナ。主反射鏡に放物面を、副反射鏡に双曲面を用いたものをカセグレン望遠鏡にちなんでカセグレンアンテナという。