け‐ずきん【毛頭巾】
毛皮で作った頭巾。古風な老人のかぶりもの。「手製(てづくり)の猿の皮の—を被(かぶ)った」〈鏡花・眉かくしの霊〉
卦体(けたい)が悪(わる)・い
縁起が悪い。いまいましい。腹立たしい。「けたいの悪い、ねじねじした厭な壮佼(わかいもの)で」〈鏡花・高野聖〉
けちょう【化鳥】
泉鏡花の小説。明治30年(1897)、文芸雑誌「新著月刊」に掲載。著者初の口語体による小説で、全編が橋のたもとの番小屋で母親と二人で暮らす少年による語りとして書かれている。
ケック‐ぼうえんきょう【ケック望遠鏡】
米国のカリフォルニア天文学研究協会が運用している2基の大型光学赤外線望遠鏡。光を集める鏡の有効口径はともに約10メートル。ケック財団の資金提供を受けて建設され、1993年に完成。ハワイ島のマウナ...
ケプラー‐うちゅうぼうえんきょう【ケプラー宇宙望遠鏡】
《Kepler space telescope》《Kepler space telescope》2009年にNASA(米航空宇宙局)が打ち上げた、系外惑星探査に特化した宇宙望遠鏡。恒星のわずかな...
ケプラーしき‐ぼうえんきょう【ケプラー式望遠鏡】
対物レンズ・接眼レンズとも凸レンズを使った望遠鏡。倒立像になるが倍率が高く、ガリレイ式に比べて視野が広いので天体望遠鏡として広く使われる。
ケプラー‐にじゅうにビー【Kepler-22b】
NASA(米国航空宇宙局)の系外惑星探査のためのケプラー宇宙望遠鏡が2011年に発見した惑星。地球から約620光年離れた場所にある、太陽に似た恒星ケプラー22のハビタブルゾーン(生命居住可能領域...
気(け)もな・い
1 そのような気配がない。「まったく動じる—・い」 2 取るに足りない。たわいもない。問題にならぬ。「—・いことにわあわあ騒いだり」〈鏡花・化銀杏〉 3 とんでもない。思いもよらない。「イヤ、—...
けられ
《「ケラレ」とも書く》写真を撮影する際、カメラのフードが合っていなかったり、複数のフィルターを重ねて使ったりすることで、撮影画像の周辺部などが隠されてしまうこと。また、広角レンズでの撮影などの際...
ケルベロス【Kerberos】
ギリシャ神話で、冥府の入口の番犬。三つの頭と蛇の尾、さらに胴体には何匹もの蛇の頭をもつとされる。ヘラクレスが12の功業の最後の仕事としてこれを素手で捕らえて地上に連れ出したが、のちにふたた...