した‐ぎき【下聞き】
相手の意向などを、前もって聞いておくこと。「朋友(ともだち)が先生の令嬢を娶りたいに就いて、—に来たものを」〈鏡花・婦系図〉
した‐した
[副]足音を立てないように歩くときのわずかな音を表す。ひたひた。「跫音(あしおと)を密(ひそ)めて、—と入ると」〈鏡花・日本橋〉
下手(したて)に付(つ)・く
人よりも下の立場に身を置く。「婦人(おんな)はいつも—・いて」〈鏡花・化銀杏〉
した‐ぶし【下伏し/下臥し】
1 物の陰や下にふすこと。「さを鹿の声ぞ悲しき露むすぶいはだのを野の萩の—」〈夫木・一一〉 2 うつぶせになること。下向きになること。「洋灯の炎尖(ほさき)が—になって、ちらりと蒼く消えようとす...
したる・し
[形ク] 1 汗などでじとじとしている。湿っぽい。「しづの女も大路ゐづつに夕涼み—・き麻の衣すすぎて」〈夫木・三六〉 2 態度などがべたついている。また、甘ったるい。「女色にふける人は、かたきま...
し‐ち【四智】
仏語。 1 諸仏が備えているという4種の智慧。大円鏡智・平等性智(びょうどうしょうち)・妙観察智(みょうかんざっち)・成所作智(じょうしょさち)。 2 羅漢の4種の智慧。我生已尽智・梵行(ぼんぎ...
しっ‐か【室家】
1 家。住居。 2 一家。家庭。 3 他人の妻を敬っていう語。閨室(けいしつ)。家室。「北条殿の—牧御方」〈吾妻鏡・二〉
シデロスタット【siderostat】
時計仕掛けで動く1枚の鏡を用いて、日周運動で動く天体からの光を常に一定方向に送る装置。
しど‐ちょうせい【視度調整】
カメラのファインダーや双眼鏡の接眼部を、使用者の視力に合わせて度数を調整すること。視度調節。
シニア‐グラス
《(和)senior+glass》老眼鏡。 [補説]英語ではfarsighted eyeglasses