かど‐じょうるり【門浄瑠璃】
人家の門口で、浄瑠璃を語り、金品を請うこと。また、その人。
かど‐すずみ【門涼み】
門口に出て涼むこと。《季 夏》
かど‐ぜっきょう【門説経】
江戸時代、人家の門口や町の路上で編み笠をかぶり、簓(ささら)・三味線・胡弓(こきゅう)などに合わせて説経浄瑠璃を語り、金品を請うた芸。また、その人。唱門(しょうもん)。
かど‐た【門田】
門の近くにある田。家の前の田。「妹が家の—を見むと打ち出来し情(こころ)もしるく照る月夜かも」〈万・一五九六〉
かど‐たち【門立ち】
1 門口に立つこと。「何とやら心にかかりて、霜夜に—して」〈浮・織留・六〉 2 遊女が門口に立って客を誘うこと。「高き名の松の—立ち馴れて、人待ち顔の暮れならん」〈浄・反魂香〉
かどた‐ひろみつ【門田博光】
[1948〜2023]プロ野球選手。山口の生まれ。昭和45年(1970)南海(福岡ソフトバンクの前身)に入団。アキレス腱(けん)断裂という大けがを乗り越え、打撃で活躍。昭和63年(1988)には...
かど‐だんぎ【門談義】
江戸時代、人家の門口で長柄の傘を持ち、法文(ほうもん)を説いて金銭を請うこと。また、その人。
かど‐ちがい【門違い】
1 まちがえてほかの家へ行ってしまうこと。かどたがい。かどたがえ。かどちがえ。 2 目ざす方向や目標をまちがえること。見当違い。→御門(おかど)違い
かど‐ちゃ【門茶】
陰暦7月初旬から24日まで、寺や個人の家の門前で茶を入れて通行人に施すこと。死者の供養に行うもの。摂待(せったい)。《季 秋》
かど‐づけ【門付(け)】
[名](スル)《「かどつけ」とも》人家の門前に立って音曲を奏するなどの芸をし、金品をもらい受けること。また、その人。「—して歩く」