ま‐のろ・い【間鈍い】
[形][文]まのろ・し[ク]「まぬるい」に同じ。「鋸の音薪(まき)割る音など、総てが如何にも、又—・くおぼろかな色を帯んで聞える」〈左千夫・告げびと〉
ま‐ばしら【間柱】
柱と柱との間に立てる小さい柱。壁下地を構成する木摺(きず)りなどを取り付けるために立てる。
ま‐び【間日】
1 あいまの日。ひまの日。 2 瘧(おこり)の症状のない日。「瘧かしらとは熱に—がある故信一も考えた」〈滝井・無限抱擁〉 3 暦で、八専(はっせん)のうち癸丑(みずのとうし)・丙辰(ひのえたつ)...
ま‐びき【間引き】
[名](スル) 1 農作物をまびくこと。うろぬき。「コマツナを—する」 2 口べらしのため、嬰児(えいじ)を殺すこと。 3 本来あるべきものを省くこと。「—運転」
まびき‐うんてん【間引き運転】
電車やバスなどが、運行予定の一部を取りやめ、一時的に本数を少なく運転すること。
まびき‐な【間引き菜】
間引いた若菜。つまみ菜。《季 秋》「—やそそぎ上たる鴨の水/嘯山」
ま‐び・く【間引く】
[動カ五(四)] 1 野菜などを十分に生育させるために、間を隔てて抜いて、まばらにする。うろぬく。「ダイコンを—・く」 2 口べらしのため、嬰児(えいじ)を殺す。 3 本来あるべきものを省く。「...
ま‐びょうし【間拍子】
《「まひょうし」とも》 1 物事の行きがかり。その時のはずみ。「—の悪いときはしかたがない」 2 日本音楽で、周期的に反復される強弱の拍子。また、リズムをいう。
ま‐ふたぎ【間塞ぎ】
1 靫(うつぼ)のふたの部分。 2 刀剣の目貫(めぬき)の古称。
ま‐ぶ【間夫】
1 情夫。まおとこ。 2 遊女の情夫。「白き手を出だして—を招き」〈仮・東海道名所記・一〉