ま‐ぶ【間府/間分/間歩】
鉱山で、鉱石を取るために掘った穴。坑道。
ま‐ぶき【真吹き/間吹き】
日本固有の製銅法の一。炉の中で溶解した銅の鈹(かわ)に、炉の羽口から高圧風を吹き送って不純物の硫黄・鉄分を酸化させ、粗銅を回収する方法。真吹き法。
まぶ‐ぐるい【間夫狂ひ】
遊女が情夫に夢中になること。「—をせず、心まめに客衆の気をとり」〈浮・禁短気・五〉
ま‐ま【間間】
[副]頻繁ではないが、時々現れるさま。時おり。「こういう失敗は—あるものだ」 [名]物と物とのあいだ。あいだあいだ。「—に皆一律を盗めるに」〈徒然・二一九〉
まみや‐かいきょう【間宮海峡】
サハリン(樺太)とアジア大陸との間の海峡。文化6年(1809)間宮林蔵が発見し、シーボルトが命名。最狭部は幅7.3キロで、ロシアでは探検者の名からネベリスコイ水道とよぶ。冬季は凍結する。韃靼(だ...
ま‐も‐なく【間も無く】
[副]時間がさしてたたないさま。ほどなく。じきに。「—幕が開く」「君が帰って、—彼が来た」
ま‐わたし【間度し/間渡し】
壁の下地に組む木舞竹(こまいたけ)を固定するため、柱と柱との間に横に渡す、やや太い竹や木材。
間(ま)を合(あ)わ・せる
1 その場を適当に処理する。「仮の回答で—・せる」 2 音楽の拍子を合わせる。「頭をふって—・すこそをかし」〈浮・一代男・三〉
間(ま)を置(お)・く
時間的または距離的に、間隔をあける。「—・いて各隊が出発する」
間(ま)を欠(か)・く
役に立たない。用が足りない。「主人へつとめの—・かぬも」〈人・娘節用・三〉