ごうま‐の‐いん【降魔の印】
仏教で、悪魔を降伏(ごうぶく)させるための印。左手をひざの上に置き、右手を垂らして地を指すもの。指地印。触地印。降魔印。
ごうま‐の‐そう【降魔の相】
1 八相の一。釈迦(しゃか)が悟りを開こうとしたとき、妨害した欲界第六天を降伏(ごうぶく)させたときの姿。がまの相。 2 不動明王などが悪魔を降伏させるときの怒りの形相。がまの相。
ごうま‐の‐りけん【降魔の利剣】
不動明王が手に持つ、悪魔を降伏(ごうぶく)するという鋭い剣。
降(ふ)って湧(わ)・く
突然起こる。思いがけなく現れる。「—・いた縁談」
ふら・す【降らす】
[動サ五(四)]降るようにする。「台風が大雨を—・す」
ふり【降り】
雨や雪の降ること。また、その程度。「ひどい—になる」「吹き—」
ふり‐あか・す【降り明かす】
[動サ四]夜明けまで降り続く。「夜一夜—・しつる雨の、今朝はやみて」〈枕・一三〇〉
ふり‐お・く【降り置く】
[動カ四]降り積もる。「立山に—・ける雪を常夏に見れども飽かず神からならし」〈万・四〇〇一〉
ふり‐かか・る【降(り)掛(か)る/降(り)懸(か)る】
[動ラ五(四)] 1 雨などが上から落ちてきて、かかる。「花びらが—・る」 2 よくないことが身の上に起こる。身に及ぶ。「災難が—・る」
ふり‐くら・す【降(り)暮(ら)す】
[動サ五(四)]雨や雪が、日暮れまで降りつづく。「午後は綿雪片々飄々、終日間断なく—・す」〈蘆花・自然と人生〉