やま‐かげ【山陰】
山の陰になること。山にさえぎられること。また、その場所。「—に沈む月」
やま‐がく・る【山隠る】
[動ラ四]山に隠れる。山の陰に入る。「置目もや淡海の置目明日よりはみ—・りて見えずかもあらむ」〈記・下・歌謡〉 [動ラ下二]に同じ。「—・れ消えせぬ雪のわびしきは君まつの葉にかかりてぞ降る...
やま‐がくれ【山隠れ】
山に隠れること。山の陰に隠れること。また、その所。やまかげ。「あしひきの—なる桜花散り残れりと風に知らるな」〈拾遺・春〉
やまぐち‐せん【山口線】
山陽本線小郡(おごおり)と山陰本線益田を結ぶJR線。沿線に山口・津和野などがある。大正12年(1923)全通。観光シーズンには蒸気機関車が走る。全長93.9キロ。
やました‐かげ【山下陰】
山のふもとの陰となる所。「尋ね来る人もやあると足引きの—に花ぞ残れる」〈国基集〉
やよい【弥生】
《「いやおい」の音変化》陰暦3月の異称。《季 春》「夕空の光つめたき—かな/万太郎」
やよい‐じん【弥生尽】
陰暦3月末日。春の尽きる日。《季 春》「色も香もうしろ姿や—/蕪村」
やろう‐ぢゃや【野郎茶屋】
⇒陰間茶屋(かげまぢゃや)
ゆう‐か【遊禍】
陰陽道(おんようどう)で、服薬・請医・祈祷などを忌む日。
ゆう‐かげ【夕陰】
夕方、日の光が当たらず陰になっている所。「影草の生ひたる宿の—に鳴くこほろぎは聞けど飽かぬかも」〈万・二一五九〉