かげ‐むしゃ【影武者/陰武者】
1 敵の目を欺くために、大将などと同じ服装をさせた身代わりの武者。 2 陰にあって、表面にいる人の働きを助ける人。または、表面の人を操る人。黒幕。 [補説]作品名別項。→影武者
かげ‐りゅう【陰流】
⇒愛洲陰流(あいすかげりゅう)
かげろ・う
[動ワ五(ハ四)]《名詞「かげろう(陽炎)」の動詞化》 1 姿などがちらちらする。ちらっと見える。「敵意の外に、まだ認めなければならない或物が其所に—・った」〈漱石・明暗〉 2 光がほのめく。ひ...
かげ‐ろう【陰郎】
「陰間(かげま)」に同じ。「かれらも品こそかはれ、—と同じ」〈浮・一代男・二〉
か‐げん【下元】
三元の一。陰暦10月15日の称。《季 冬》→上元 →中元
かさね‐やき【重ね焼(き)】
1 陶器などの焼き方で、器を何重にも積み重ねて焼く方法。器の接する部分には釉(うわぐすり)をかけない。 2 写真で、2枚以上の陰画を重ね合わせて1枚の印画紙に焼き付けること。二重焼き付け。
かざ‐よけ【風除け】
風を遮ること。また、その設備。かぜよけ。《季 冬》「—の陰に日向の庭広く/虚子」
か‐じょう【嘉祥/嘉定】
室町時代末から始まった年中行事。陰暦6月16日に疫病を防ぐため、16個の餅(もち)や菓子を神前に供えてから食べた風習。江戸時代には主君が家臣に菓子を賜る行事となり、民間では16文で菓子を買って笑...
かすが‐まつり【春日祭】
春日大社の祭礼。古くは陰暦2月・11月の最初の申(さる)の日行われたもので、申祭りともよばれた。現在は3月13日に行われる。賀茂(かも)・石清水(いわしみず)の祭礼とともに三勅祭の一。かすがさい...
かすみそめ‐づき【霞初(め)月】
《「かすみぞめづき」とも》陰暦正月の異称。