ろく‐じ【陸地】
平らな土地。また、りくち。「海は傾きて—をひたせり」〈方丈記〉
ろく‐すっぽ【陸すっぽ/碌すっぽ】
[副]《「ろくずっぽ」とも》あとに打消しの語を伴って、物事を満足になしとげていないさまを表す。ろくに。ろくすっぽう。「—聞きもしない」 [補説]「碌」は当て字。
ろく‐そっぽう【陸そっぽう/碌そっぽう】
《近世江戸語》 [形動]あとに打消しの語を伴って、満足な状態でないさまを表す。ろくな。「どうで—な事はねえはずだ」〈滑・浮世風呂・二〉 [副]「ろくすっぽ」に同じ。「—およぎも知らねえで」〈...
ろく‐だま【陸だま/碌だま】
[副]《「ろくたま」とも》「ろくすっぽ」に同じ。「笠付さへ—に出来ぬやつが」〈洒・列仙伝〉 [補説]「碌」は当て字。
ろく‐で‐なし【陸でなし/碌でなし】
のらくらしていて役に立たない者。 [補説]「碌」は当て字。
ろく‐でも‐な・い【陸でもない/碌でもない】
[形][文]ろくでもな・し[ク]無意味でなんの値うちもない。くだらない。「—・い仕事を引き受ける」 [補説]「碌」は当て字。
ろく‐な【陸な/碌な】
⇒ろく(陸)
ろく‐に【陸に/碌に】
⇒ろく(陸)
陸(ろく)に◦居(い)る
あぐらをかく。安座する。らくに居る。「とてもの事にゆるさせられい。—◦居ませう」〈虎寛狂・布施無経〉
ろく‐ばり【陸梁】
洋風小屋組みの最下部に置かれる梁。