あめ‐たいふう【雨台風】
風が吹くよりも主として雨が強く降る台風。→風台風
雨(あめ)塊(つちくれ)を破(やぶ)らず
《「塩鉄論」水旱(すいかん)から》降る雨が静かに土を壊さずしみ込む意から、世の中がよく治まっているさまをたとえていう。
あめ‐つゆ【雨露】
雨と露。うろ。「—をしのぐ」
雨(あめ)に沐(かみあら)い風(かぜ)に櫛(くしけず)る
《「荘子」天下の「甚雨(じんう)に沐い、疾風に櫛り、万国を置(た)てたり」から》雨や風に身をさらす意で、苦労することのたとえ。櫛風沐雨(しっぷうもくう)。
雨(あめ)につけ風(かぜ)につけ
雨が降っても風が吹いても。どんな時でも。
雨(あめ)に濡(ぬ)れて露(つゆ)恐(おそ)ろしからず
大難に出あった者は小難を恐れないことをいうたとえ。
あめのうた【雨の歌】
《原題、(ドイツ)Regenlied》ブラームスのバイオリンソナタ第1番の通称。ト長調。全3楽章。1878年から1879年に作曲。第3楽章の主題に、自身が作曲した同名の歌曲を用いている。
あめのおみかんひめ【雨の温州蜜柑姫】
橋本治の小説。昭和53年(1978)に第1作を刊行した青春小説「桃尻娘」シリーズの最終作。平成2年(1990)刊。
雨(あめ)の降(ふ)る日(ひ)は天気(てんき)が悪(わる)い
ごく当たり前であること、当然であることのたとえ。
雨(あめ)の宮(みや)風(かぜ)の宮(みや)
《「雨の宮」「風の宮」は伊勢神宮の末社。伊勢参りの案内人が多くの末社にやたらに賽銭(さいせん)を出させるところから》出費の多いこと。また、出費がかさむ原因となる取り巻き連中のこと。「—どもを大勢...