ゆき‐じろ【雪白】
1 雪のように白いこと。「色は—とはまいらねども」〈逍遥・当世書生気質〉 2 三盆白(さんぼんじろ)のこと。 3 純白な矢羽。 4 タカの腹・背・くちばし・つめの白いもの。〈伊京集〉
ゆき‐ぞら【雪空】
雪が降ってきそうなようすの空。雪模様の空。《季 冬》
ゆき‐たたき【雪叩き】
たたいて雪を落とすこと。特に、下駄の歯の間にはさまった雪を落とすこと。
ゆき‐だるま【雪達磨】
雪を丸めたものを二つ重ね、木炭や炭団(たどん)などで目鼻口をつけたもの。《季 冬》「家々の灯るあはれや—/水巴」
ゆきだるま‐しき【雪達磨式】
雪だるまは、雪の塊を転がし、雪をつけて大きくするところから、どんどん積み重なりふくらんでいくこと。「借金が—に増える」
ゆき‐だわら【雪俵】
⇒雪捲(ゆきまく)り
ゆき‐つばき【雪椿】
ツバキ科の常緑小高木。本州の日本海側の雪の多い山地に自生。枝は低く垂れ、葉は広卵形。4、5月ごろ赤い花が咲く。寒さに強く、栽培もされる。
ゆき‐つぶて【雪礫】
雪をこぶし大に握り固めて、つぶてのようにしたもの。雪合戦などで投げる。《季 冬》「靴紐を結ぶ間も来る—/汀女」
ゆき‐つり【雪釣(り)】
《「ゆきづり」とも》糸の先に木炭などを結びつけ、これに雪を付着させて釣り上げる子供の遊び。
ゆき‐づき【雪月】
陰暦12月の異称。