うっけつせい‐しんふぜん【鬱血性心不全】
心臓のポンプ機能が低下することにより、心臓に戻る静脈内に血液がたまることで起こる心不全。
えきか‐じょうみゃく【腋窩静脈】
胸の上部にある静脈の一つ。上肢(肩・腕・手)の血液を集める太い静脈。大胸筋の下縁付近で上腕静脈から起こり、腋窩動脈の内側に沿って走り、第一肋骨のところで鎖骨下静脈になる。
エー‐ブイ‐エフ【AVF】
《arteriovenous fistula》血液透析で、十分な量の血液を透析器に送るために、患者の皮下に作成される内シャントのうち、動脈と静脈を直接吻合(ふんごう)したもの。自己血管内シャント...
エー‐ブイ‐ジー【AVG】
《arteriovenous graft》血液透析で、十分な量の血液を透析器に送るために、患者の皮下に作成される内シャントのうち、動脈と静脈を人工血管でつなげたもの。人工血管内シャント。人工血管...
おうはん‐ふしゅ【黄斑浮腫】
網膜の黄斑部にむくみが生じた状態。糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症、サルコイドーシスなどの病気で、網膜の血管から血液中の水分が漏れ出すことによって起こる。
かいほう‐けっかんけい【開放血管系】
毛細血管がなく、動脈と静脈がつながっていない血管系。節足動物・軟体動物などにみられる。開放循環系。⇔閉鎖血管系。
かいめん‐たい【海綿体】
陰茎および陰核の主体をなす組織。固い結合組織の膜で取り巻かれ、静脈性の血管腔が網目状に連絡しており、内部に血液が満ちると勃起(ぼっき)する。
かくちょうき‐けつあつ【拡張期血圧】
心臓が拡張したときの血圧。全身を循環する血液が肺静脈から心臓へ戻った状態で、血圧が最も低くなるため、最低血圧とも呼ばれる。血圧値は血管の硬さ(血管抵抗)と血液量(心拍出量)によって決まる。血液の...
かし‐じょうみゃくりゅう【下肢静脈瘤】
下肢の静脈にある弁の機能が低下し、静脈血が逆流して、血管がこぶのように膨らんだ状態。
か‐だいじょうみゃく【下大静脈】
腰椎下端部で左右の下肢の静脈が合流するところに始まり、さらに腎静脈・肝静脈などから血液を受け入れ、右心房に送るまでの静脈の本幹。