つら‐の‐かわ【面の皮】
顔面の表皮。めんぴ。
面(つら)の皮(かわ)が厚(あつ)・い
恥を恥とも思わない。ずうずうしい。厚かましい。「また金の無心とは—・い奴だ」
面(つら)の皮(かわ)が千枚張(せんまいば)り
きわめて厚かましく恥を知らないことのたとえ。
面(つら)の皮(かわ)を剝(は)・ぐ
ずうずうしく振る舞う人の正体をあばいて、面目を失わせる。面の皮をひんむく。
つら‐はじ【面恥】
面目を失うような恥。赤恥。「大勢の真ん中で親に—かかせおる」〈浄・八百屋お七〉
つら‐び【面火】
「差し出し3」に同じ。
つら‐ぶち【面扶持】
江戸時代、家族の人数によって与えられた扶持米(ふちまい)。めんぶち。
つら‐みせ【面見世】
「顔見世3」に同じ。
つら‐よごし【面汚し】
その人の属する社会や仲間の名誉を傷つけること。面目を失わせること。「旅の恥はかき捨てでは日本人の—になる」
面(つら)を膨(ふく)ら・す
不服な顔つきをする。ふくれつらをする。「からかわれて—・す」