はよう【早う】
《「はやく」のウ音便》 [名]早い時期。また、早い時刻。はよ。「—から精が出ますね」 [副]すぐに。早く。「—寝なさい」
ぶち【打ち】
[接頭]《動詞「ぶ(打)つ」の連用形から》動詞に付いて、その動詞の示す動作・作用を強める意を表す。音便の形をとって、「ぶっ」「ぶん」となることがある。「—壊す」「—明ける」
べう
[助動]助動詞「べし」の連用形「べく」の音便形。「院の御桟敷のあたり、更に通り得べうもあらず立ちこみたり」〈徒然・五〇〉
べん【便】
[音]ベン(呉) ビン(慣) [訓]たより すなわち [学習漢字]4年 〈ベン〉 1 障りなく事が運ぶ。都合がよい。「便益・便宜・便法・便覧・便利/簡便・軽便・至便・不便・方便・利便」 2 く...
まじい
打消し推量の助動詞「まじ」の連体形「まじき」のイ音便。「さては、なんぢにあうては名乗るまじいぞ」〈平家・九〉 [補説]「まじい」は中世語で、連体形だけでなく終止形としても用いられる。
よう【良う/善う/能う】
[副]《「よ(良)く」のウ音便》 1 「よ(良)く」に同じ。「—おいでなさった」「遅くまで—働く」 2 (あとに打消しの語を伴って)不可能を表す。とても…できない。「生魚は—食べない」 3 (あ...
を‐おい‐て【を措いて】
[連語]《格助詞「を」+動詞「お(措)く」の連用形「おき」のイ音便「おい」+接続助詞「て」》(打消しの語を伴って)…のほかに。…を除いて。「あなた—適任者はない」「李朝—陶器を語ることはできない」