わじが【和爾雅】
江戸前期の辞書。8巻。貝原好古著。元禄7年(1694)刊。中国の「爾雅」に倣って日本で用いられる漢語を意義によって24門に分類し、音訓を示し、漢文で注解を施したもの。
わじたいかんしょう【和字大観抄】
江戸中期の語学書。2巻。文雄(もんのう)著。宝暦4年(1754)刊。片仮名・平仮名・五十音図・いろは歌・仮名遣いなど仮名について説明したもの。
わ・す【座す】
[動サ四]《「おわす」の音変化》「ある」「来る」などの意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「ああ猫殿は天性小食にて—・しけるや」〈延慶本平家・四〉 [動サ下二]に同じ。「大名達の—・せ...
わすれ‐ね【忘れ音】
時節を過ぎて鳴く虫の音。
わ‐せい【和声】
音楽で、和音の連なり。リズム・旋律とともに音楽の3要素の一。ハーモニー。かせい。
わせいてき‐たんおんかい【和声的短音階】
自然的短音階の第7音を半音上げた短音階。
わたい【私】
[代]《「わたし」の音変化》一人称の人代名詞。多く東京下町の女性や女児などが、親しい相手に対して用いる。あたい。「もう—の名を御存じだよ」〈逍遥・当世書生気質〉
わたくし‐りつ【私立】
《同音の「市立」と区別していう語》「しりつ(私立)」に同じ。
わたし【私】
[代]《「わたくし」の音変化》一人称の人代名詞。「わたくし」のくだけた言い方。現代では自分のことをさす最も一般的な語で、男女とも用いる。近世では主に女性が用いた。「—の家はこの近くです」「—とし...
わたしのりょうめをとじてください【私の両眼を閉じてください】
《原題、(ドイツ)Schliesse mir die Augen beide》ベルク作曲の歌曲。ハ長調。1907年作曲。シュトルムによる同名の詩に曲をつけたもの。1925年に十二音音楽による第2...