たいはい‐げいじゅつ【退廃芸術】
《(ドイツ)Entartete Kunst》ナチス‐ドイツが、愚劣で非道徳的なものとして排斥した近代美術作品のこと。表現主義・新即物主義・ダダイスム・シュールレアリスムなどの作品が美術館や収集家...
たいはい‐てき【退廃的】
[形動]道徳的にくずれて不健全なさま。デカダン。「—な時代の風潮」
たいはいのこんげんについて【退廃の根源について】
小田切秀雄による文芸評論。昭和28年(1953)「思想」誌に発表。日本のプロレタリア文学運動を文学史の中に再定義する試み。
たいはい‐は【退廃派】
⇒デカダンス
たい‐れい【頽齢】
心身の能力が衰えてしまうほどの高齢。老齢。「世田ケ谷の老人も亦—を云いわけにして出て来なかった」〈荷風・つゆのあとさき〉
なだ・る【雪崩る/傾る/頽る】
[動ラ下二]「なだれる」の文語形。
なだれ【雪崩/傾れ/頽れ】
《動詞「なだる」の連用形から》 1 (雪崩)山の斜面に積もった大量の雪が、急激にくずれ落ちる現象。表層雪崩・全層雪崩に分けられる。《季 春》「夜半さめて—をさそふ風聞けり/秋桜子」 2 斜めにか...
なだれ‐げんしょう【雪崩現象】
ある出来事がきっかけとなって、多数が一斉に同じ方向に動き出すこと。
なだ・れる【雪崩れる/傾れる/頽れる】
[動ラ下一][文]なだ・る[ラ下二] 1 (雪崩れる)斜面などに降り積もった大量の雪や土砂などが、急激にくずれ落ちる。「去年は大雪だったよ。よく—・れてね」〈康成・雪国〉 2 一度にどっと動く。...