いなかむすめ【田舎娘】
《原題The Country Girl》オデッツの戯曲。3幕。1950年初演。ジョージ=シートン監督、ビング=クロスビー、グレース=ケリー主演による映画化作品は「喝采(かっさい)」の邦題で知られる。
いなかもの【田舎者】
《原題、(イタリア)I rusteghi》ゴルドーニによる戯曲。3幕の喜劇。1760年初演。ベネチア方言で書かれた作品。
イナ‐バウアー【ina bauer】
フィギュアスケートの滑走法の一つ。足を前後に開き、前の足のひざを曲げた姿勢で、両足のつま先を外側に大きく開いて横に滑る。初めて演じた旧西ドイツの選手イナ=バウアーの名から。 [補説]2006年開...
イニシャル‐トーク
《(和)initial+talk》会話の中で、話題に上がっている人物などのことを、実名ではなくイニシャル(頭文字)に置き換えて、遠回しに話すこと。また、その会話。「Oさん」「T先生」「S社」など。
いぬのためのぶよぶよとしたぜんそうきょく【犬のためのぶよぶよとした前奏曲】
《原題、(フランス)Préludes flasques (pour un chien)》サティのピアノ曲。全4曲。1912年作曲。サティの作品の中でも、特に奇抜な題名で知られる。
いぬのためのぶよぶよとしたほんとうのぜんそうきょく【犬のためのぶよぶよとした本当の前奏曲】
《原題、(フランス)Véritables préludes flasques (pour un chien)》サティのピアノ曲。全3曲。1912年作曲。前作の「犬のためのぶよぶよとした前奏曲」が...
いぬのとし【犬の年】
《原題、(ドイツ)Hundejahre》ドイツの小説家、グラスの長編小説。1963年刊。著者の処女小説である「ブリキの太鼓」(1959年刊)、「猫と鼠」(1961年刊)とあわせ、3部作をなす。
いぬはりこ【狗張子】
仮名草子。7巻。浅井了意著。元禄5年(1692)刊。中国の小説「続玄怪録」「博異志」などを題材にした怪奇説話など45編を収録。「御伽婢子(おとぎぼうこ)」の続編。
いのちのしょや【いのちの初夜】
北条民雄の短編小説。自身のハンセン病療養施設への入所体験を描いた私小説。原題は「最初の一夜」で、昭和11年(1936)川端康成により改題され、「文学界」誌に発表。第2回文学界賞を受賞した。
いのちのなかばに【いのちの半ばに】
《原題In the Midst of Life》ビアスの短編小説集。1891年刊。発表当初の題名は「兵士と市民の物語」。