ぬかずき‐むし【叩頭虫/額突虫】
《「ぬかつきむし」とも》コメツキムシの別名。
ぬか‐ず・く【額突く/叩頭く】
[動カ五(四)]ひたいを地につけて拝礼する。ひたいが地につくほどに丁寧にお辞儀をする。「主の御前に—・く」
額(ぬか)を突(つ)・く
ひたいを地や床につけるほど丁寧にお辞儀や拝礼をする。叩頭(こうとう)する。ぬかずく。「身を捨てて—・き、祈り申すほどに」〈更級〉
ひたい【額】
1 顔の上部の、髪の生えぎわと眉(まゆ)との間の部分。おでこ。 2 冠・烏帽子(えぼし)などの前額に当たる部分。厚額(あつびたい)・薄額(うすびたい)・透き額などがある。 3 (「蔽髪」と書く)...
ひたい‐あて【額当て】
1 冠の額に当てて巾子(こじ)の後部で結ぶひも。抹額(まっこう)。 2 「額金(ひたいがね)」に同じ。
ひたい‐えぼし【額烏帽子】
1 烏帽子の代用として、三角形の黒い絹や紙の底辺にひもをつけて額に当て後頭部で結んだもの。主に子供がつけた。 2 葬式のときに、近親者または死者が額に当てる三角形の白紙。
ひたい‐がね【額金】
武者が、軍用の鉢巻の額の部分に入れた薄い銅や鉄の薄板。額当て。
ひたい‐がみ【額紙】
⇒紙烏帽子(かみえぼし)3
ひたい‐がみ【額髪】
1 額にかかる髪。まえがみ。ぬかがみ。 2 女性の額から左右に分けて頰(ほお)や肩まで垂らした髪。「—もしとどに泣きぬらしみだれかかるも知らず」〈枕・一八九〉
ひたい‐ぎわ【額際】
額の髪の毛の生えぎわ。こうぎわ。