がん‐ほどき【願解き】
神仏に、祈願がかなった礼参りをすること。かえりもうし。還願(かんがん)。
がん‐ぼう【願望】
[名](スル) 1 願い望むこと。がんもう。「恒久の平和を—する」「結婚—」 2 精神分析で、無意識に心の緊張を解消させようとする動機。
がん‐もう【願望】
[名](スル)「がんぼう(願望)」に同じ。「殉死を許していただこうという—は」〈鴎外・阿部一族〉
がん‐もん【願文】
1 仏・菩薩の本願を示す文。 2 法会・仏事などを営むとき、施主の願意を記す文。また、神仏に願を立てるとき、その趣旨を記す文。
がん‐りき【願力】
1 衆生(しゅじょう)を救おうとする仏・菩薩(ぼさつ)の誓願の力。 2 神仏に願をかけて、自己の目的を貫こうとする精神力。念力。
がんりき‐えこう【願力回向】
浄土真宗で、衆生の往生の因も果も、すべて阿弥陀仏の本願の力によって施し与えられたものであること。他力回向。
願力(がんりき)の船(ふね)
阿弥陀仏の本願力によって衆生が生死の苦しみから抜け出すことができることを、船が彼岸に導くことにたとえた言葉。弘誓(ぐぜい)の船。
願(がん)を起(お)こ・す
「願を懸ける」に同じ。
願(がん)を懸(か)・ける
神仏に願いごとをする。願を立てる。願を起こす。「天神様に—・ける」
願(がん)を立(た)・てる
「願を懸ける」に同じ。