こ‐し【顧視】
[名](スル)振り返って見ること。かえりみること。「(敵兵ハ)ただ左往右往して我が軍人を—せり」〈独歩・愛弟通信〉
こ‐ねん【顧念】
[名](スル)気にかけること。心配すること。思うこと。考えること。顧慮。
こ‐べん【顧眄】
[名](スル)《「眄」は見回す、または横目で見ること》振り返って見ること。こめん。「他の者の意嚮(いこう)を—しなければならない」〈倉田・愛と認識との出発〉
こ‐ぼう【顧望】
[名](スル) 1 振り向いて見ること。「俯仰—する処として惨憺の色ならざるなし」〈独歩・愛弟通信〉 2 あれこれと考えていて、行動に移らないこと。ためらうこと。「是を是とし非を非とし、更に—す...
こ‐めい【顧命】
1 天子などが臨終の際に発する命令。 2 恩情のこもった命令。
こ‐めん【顧眄】
「こべん(顧眄)」に同じ。〈日葡〉
こ‐もん【顧問】
1 会社、団体などで、相談を受けて意見を述べる役。また、その人。 2 意見を問うこと。相談すること。「天下の事—に預りて」〈愚管抄・五〉
こもん‐かん【顧問官】
もと、天皇の諮問に応じて意見を申し述べた官職。「枢密—」
こもん‐べんごし【顧問弁護士】
個人や会社などの顧問として、法律上の相談を引き受ける弁護士。
こ‐りょ【顧慮】
[名](スル)ある事をしっかり考えに入れて、心をくばること。「相手の立場を—する」