こっとうしゅう【骨董集】
江戸後期の随筆。3巻4冊。山東京伝著。文化10年(1813)成立、同14〜15年刊。近世の風俗などについて、その起源・変遷を解説、図示したもの。
こと‐よう【異様】
[名・形動ナリ]普通と違っていること。また、そのさま。風変わり。「風俗の—なるは」〈逍遥・当世書生気質〉 「これがままに仕うまつらば、—にこそあべけれ」〈枕・一〇三〉
こま‐どり【小間取り/駒取り】
1 勝負事で、人を左右二組みに分けるとき、一・三・五の人を左に、二・四・六の人を右にと、互い違いに分けること。「殿の君たちを五所づつ—にとりて」〈延宝版宇津保・菊の宴〉 2 「子を捕ろ子捕ろ」に...
コミュニティー【community】
居住地域を同じくし、利害をともにする共同社会。町村・都市・地方など、生産・自治・風俗・習慣などで深い結びつきをもつ共同体。地域社会。
郷(ごう)に入(い)っては郷(ごう)に従(したが)え
その土地に住むにはそこの風俗・習慣に従うのが処世の術である。 [補説]「郷に入(い)りては」の音便化であるから、「はいっては」とは読まない。また、「郷に行っては郷に従え」とは書かない。
さい‐にん【裁人/済人】
争い事をとりさばき、仲直りさせる人。仲裁人。さえにん。「鬼かと疑ふ老婦(ばあ)さんも大口説(おほくぜつ)の—となる」〈洒・風俗問答〉
さいらんいげん【采覧異言】
世界地誌。5巻。新井白石著。正徳3年(1713)成立。イタリアの宣教師シドッチへの尋問や、オランダ人からの聴取をもとに、中国の地理書を参照して著したもので、地理・風俗・産物・政治など海外事情を詳...
さが‐にんぎょう【嵯峨人形】
京都嵯峨で作られた木彫りの人形。極彩色に金銀を施したもので、大黒・布袋(ほてい)・恵比須・唐子(からこ)などが多い。江戸でも今様の風俗物が作られ、江戸嵯峨の名が生まれた。
さ‐じん【左衽】
衣服を左前に着ること。昔、中国では夷狄(いてき)の風俗とした。
サーフ‐ミュージック【surf music】
サーフィンを中心にアメリカ西海岸の若者風俗や日常を歌った、明るく軽快でスピード感のあるロック。1960年代初頭にブームを巻き起こしたビーチ‐ボーイズが代表。サーフロック。