こう‐かく【後覚】
1 「後学(こうがく)1」に同じ。⇔先覚。 2 《「こうがく」とも》「後学2」に同じ。「おぬしたちの—になることだ」〈滑・浮世風呂・四〉
こう‐こう【斯う斯う】
《「かくかく」の音変化》 [副]ある事柄を概括的に指し示すのに用いる。これこれ。かようかよう。「—こういうわけで来られなかった」「—しかじかの事情」
[感]呼びかけの語。これこれ。「—、おめ...
こう‐とう【公道】
[名・形動ナリ]手堅く、地味なこと。また、そのさま。堅実。質素。「娵(よめ)には—な形(なり)をさせて」〈滑・浮世風呂・四〉
こう‐ほう【孔方】
1 方形のあな。四角いあな。 2 「孔方兄(こうほうひん)」の略。「御壱人前拾文の—」〈滑・浮世風呂・前〉
こけ‐こけ【虚仮虚仮】
[副]ばかばかしいさま。いかにも間の抜けたさま。「まんざら遊ぶも—として居るし」〈滑・浮世風呂・四〉
こちと‐ら【此方人等】
[代]《代名詞「こちと」に複数を示す「ら」のついたもの、単数にも用いる》一人称の人代名詞。おれたち。おれ。「—の知ったことじゃない」「—はどうで着た限(きり)雀ときてゐるから」〈滑・浮世風呂・三...
こっけい‐ぼん【滑稽本】
江戸後期、文化・文政期(1804〜1830)を中心に行われた小説の一種。江戸の町人の日常生活に取材し、主として会話を通じて人物の言動の滑稽さを描写した。十返舎一九の「東海道中膝栗毛」、式亭三馬の...
骨箱(こつばこ)を叩(たた)・く
大きな口をきく。よくしゃべる。骨箱を鳴らす。「今の若者どもが達入(たていれ)だの犬の糞だのと—・くが、おらが目から見ちゃあ蚤(のみ)の卵だとおもやれ」〈滑・浮世風呂・四〉
ことば‐とがめ【言葉咎め】
相手の言葉じりをとらえてとがめること。「よう—をする。好かねえよう」〈滑・浮世風呂・二〉
こ‐めろ【小女郎】
「こめろう(小女郎)」の音変化。「—がさげし風呂敷や」〈浄・大経師〉