てん‐けい【点景/添景】
風景画などで、画面を引き締めるために副次的に添えられた人や物。
てん‐しゅつ【点出】
[名](スル)画面に目立つように描き出すこと。目立つように現し示すこと。「湖岸風景に洋風の家を—する」「思い掛けない場所の名前が突然夫人の口から—された」〈漱石・明暗〉
てん‐じょう【纏繞】
[名](スル)まといつくこと。からまりつくこと。また、巻きつけること。「—茎」「一個の大画を—する幾個の小画趣小風景」〈蘆花・自然と人生〉
てんぼう‐しゃ【展望車】
旅客が沿線の風景を展望しやすいように工夫された客車。
デルフトのちょうぼう【デルフトの眺望】
《原題、(オランダ)Gezicht op Delft》フェルメールの絵画。カンバスに油彩。縦97センチ、横116センチ。デルフト市街をスヒー川の対岸から描いた作品。フェルメールの数少ない風景画の...
でん‐えん【田園/田苑】
田と園(その)。田畑。また、田畑のある地方。いなか。「—風景」 [補説]曲名別項。→田園
とうかいどうえじりたごのうらりゃくず【東海道江尻田子の浦略図】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。駿河湾田子の浦に浮かぶ舟が手前に大きく描かれ、背景には浜辺の塩田で働く人々と松原の向こうにそびえる富士山が見える。
とうかいどうかなやのふじ【東海道金谷ノ不二】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品。当初企画された36作に追加して摺られた10作のひとつ。東海道の難所として知られた大井川の川渡の風景を描く。向こう岸の奥に富士山が見える。→裏富士
とうかいどうしながわごてんやまのふじ【東海道品川御殿山ノ不二】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品。当初企画された36作に追加して摺られた10作のひとつ。桜の名所として知られた品川御殿山から見える富士山と花見客を描いたもの。→裏富士
とうかいどうほどがや【東海道程ヶ谷】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。東海道を行き交う旅人たちと、松林越しに見える初夏の富士山が描かれている。