とうかいどうめいしょずえ【東海道名所図会】
江戸後期の絵入り名所案内。6巻。秋里籬島(あきざとりとう)著。竹原春泉斎・北尾政美ほか画。寛政9年(1797)刊。京都から江戸に至る東海道の名所の沿革・風景などを図解した説明書。
とうかいどうよしだ【東海道吉田】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。東海道吉田は現在の愛知県豊橋市付近。街道沿いの茶屋でくつろぐ人々と、茶屋の奥から見える富士山の眺望を描いたもの。
とうとあさくさほんがんじ【東都浅草本願寺】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。明暦の大火により神田明神下から浅草に移転した本願寺と富士山を描いたもの。
とうとすんだい【東都駿台】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。神田駿河台の高台から眺める富士山を描いたもの。とうとするがだい。
とうりゅう‐なだ【闘竜灘】
兵庫県中央南部、加東市滝野町上滝野にある名勝。加古川の中流に位置し、川床は奇岩・怪石が多く、その岩に阻まれた川の流れは激流や滝となっている。飛びアユの名所。名の由来は、巨竜の躍動にも似た風景を、...
とおい‐め【遠い目】
遠くを見るような目つき。過去のことを思ったり、そこにない風景を想像したりするときの目のようす。「少年時代を思い出して—になる」「ふるさとに思いをはせて—をする」
とおとうみさんちゅう【遠江山中】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。遠江は現在の静岡県。山の中で木挽(こび)き職人が巨大な木材を加工している姿が手前に置かれ、木材とそれを支える支柱の間から遠方の富士山が...
トレドふうけい【トレド風景】
《原題、(スペイン)Vista de Toledo》エル=グレコの絵画。カンバスに油彩。縦121センチ、横109センチ。城塞都市トレドの重苦しい雰囲気の空と鮮やかな緑の丘を対比的に描く。グレコに...
ドナウウェルトのながめ【ドナウウェルトの眺め】
⇒ドナウ風景
ドナウふうけい【ドナウ風景】
《原題、(ドイツ)Donaulandschaft》アルトドルファーの絵画。羊皮紙に油彩。縦30.5センチ、横22センチ。手前に2本の木、遠景に城と山が描かれる。人物や物語的な要素は排され、純粋な...