くい‐さし【食い止し】
途中で食べるのをやめること。また、そのもの。食いかけ。食べさし。
くい‐さ・す【食い止す】
[動サ五(四)] 1 食べている途中でやめる。食べさす。「朝飯を—・したまま出かける」 2 物事に手をつけて途中でやめる。「田も畠も—・いた様で、はかがいかぬ」〈浄・振袖始〉
くい‐しば・る【食(い)縛る】
[動ラ五(四)] 1 歯を強くかみ合わせる。「歯を—・る」 2 我慢する。耐え忍ぶ。「いつも四角四面に—・って猥褻(みだり)がましい挙動(ふるまい)はしない」〈二葉亭・浮雲〉
くい‐し・める【食(い)締める】
[動マ下一][文]くひし・む[マ下二]固く合わせる。食いしばる。「下唇を—・めながら、暫らくの間口惜しそうに」〈二葉亭・浮雲〉
くい‐しろ【食(い)代】
食物を買う費用。食費。
くいしん‐ぼう【食いしん坊】
[名・形動]食い意地が張って、むやみと食べたがること。また、そういう人や、そのさま。くいしんぼ。「—な子供」
くい‐す・ぎる【食(い)過ぎる】
[動ガ上一][文]くひす・ぐ[ガ上二] 1 度を越してたくさん食べる。「—・ぎて腹をこわす」 2 他に比べて多量に消費する。「この車はガソリンを—・ぎる」
くい‐ぞめ【食(い)初め】
出生後初めて食事をさせる祝いの儀式。新調の膳(ぜん)を使って食べさせるまねをする。生後100日目にする所が多い。御食い初め。箸(はし)立て。箸揃(はしそろ)え。百日(ももか)。 [補説]最近「食...
くいぞめ‐わん【食(い)初め椀】
食い初めに用いる椀。漆塗りで、鶴(つる)・亀(かめ)などめでたい図柄の蒔絵(まきえ)のものが多い。
くい‐たお・す【食(い)倒す】
[動サ五(四)] 1 店で飲み食いをしてその代金を払わない。「そば代を—・される」 2 遊び暮らして財産をなくす。食いつぶす。「親の築いた身代を—・す」