ふくろ‐むし【袋虫】
根頭目フクロムシ科の甲殻類の総称。カニ・エビ・ヤドカリなどの腹部に寄生する。体は袋状で、根のような突起を宿主の体内に入れて養分を吸収し、宿主に去勢の現象を起こす。
ふすい‐しょくぶつ【浮水植物】
固着せず、流れの静かな水面に葉を浮かし、水中に根を垂らして浮遊生活をする植物。体表から養分や水分を摂取する。サンショウモ・ウキクサなど。浮生植物。浮漂植物。
ふよう‐ど【腐葉土】
落ち葉が堆積し腐った土。養分・水分や地温を保ち、排水がよい。園芸に利用。
ぶん【分】
[音]ブン(呉) フン(漢) ブ(慣) [訓]わける わかれる わかる わかつ [学習漢字]2年 〈ブン〉 1 全体をいくつかにわける。別にする。別々になる。「分解・分散・分譲・分担・分配・分...
へんけい‐きん【変形菌】
枯れ木・枯れ葉などの表面にアメーバ状の栄養体(変形体)を広げ、アメーバ運動をして栄養分をとり、これから球形・円柱形などの胞子嚢(ほうしのう)を出す生物の一群。ムラサキホコリカビ・ツノホコリカビな...
ほうしゃ‐そしき【放射組織】
植物の維管束内を、木部・篩部を貫いて放射方向に水平に走る組織。形成層から作られ、柔細胞からなる。養分の通道などの役をするといわれる。射出髄。
ほうしゅうぜんげん‐の‐ほうそく【報酬漸減の法則】
生物学や農学の分野で、養分などの投入量の増大に応じてある点までは収量が増加するが、その点を超えるとしだいに効果が上がらなくなるという法則。→収穫逓減の法則
ホーグランド‐ようえき【ホーグランド溶液】
水耕栽培で用いられる、植物の生長に必要な養分を溶かした水溶液(養液)。米国の植物学者D=ホーグランドらが開発。窒素・リン・カリウムなどの必須栄養素のほか、鉄・亜鉛・銅などの微量元素も含む。ホーグ...
むはいにゅう‐しゅし【無胚乳種子】
種子植物の種子で、胚乳が発生の初期にだけ生じ、成熟時には消滅するもの。養分は代わりに子葉に蓄える。ダイズなどのマメ科植物やクリなどにみられる。
ムーンミルク【moonmilk】
一部の鍾乳洞にみられる、軟質の炭酸塩鉱物の集合体。鍾乳石と同じ成分だが、アイスクリーム程度の軟らかさをもつ。生成の理由は定かではないが、コウモリの糞などを栄養分とするバクテリアが、石灰分の結晶化...