えん‐あい【縁合(い)】
1 親類という関係。血縁。縁続き。「吉川と岡本との関係、岡本とお延との—」〈漱石・明暗〉 2 結びつき。関係の深いこと。「五ヶ年養育致候—を以て」〈漱石・道草〉
おお・す【生す】
[動サ四] 1 草木などを育てる。「誰が秋にあひて荒れたる宿ならむ我だに庭の草は—・さじ」〈平中・三六〉 2 つめ・髪などを、伸ばす。生やす。「御髪ながく—・して」〈夜の寝覚・五〉 3 子供を養...
おや‐がわり【親代(わ)り】
親に代わって、世話をしたり養育したりすること。また、その人。「姉が—となって弟を育てる」
かしずき‐むすめ【傅き娘】
大切に養育している娘。秘蔵の娘。いつきむすめ。「帝の御—を得給へる君は」〈源・東屋〉
烏(からす)に反哺(はんぽ)の孝(こう)あり
《烏は成長ののち、親鳥の口にえさを含ませて、養育の恩に報いるという「事文類聚」などの故事から》烏さえ親の恩に報いるのだから、まして人は孝行せねばならないということ。
かり‐おや【仮親】
1 実の親に代わって養育する人。養父母。養い親。 2 結婚・養子縁組・奉公などの際に、一時的に名義上の親となる人。親代わり。 3 未成年の子の儀礼に際し、実の親に代わって行事をつかさどる仮の親。...
きく‐いく【鞠育】
[名](スル)養い育てること。養育。「—の恩」「たけを襁褓の中より—したるの乳母なり」〈菊亭香水・世路日記〉
きょう‐いく【共育】
《「ともいく」とも》親・教師・学校など教育権を持つ主体だけでなく、多様な立場や領域の人や組織が連携して教育を担うこと、あるいは教育・養育・指導を行う側と受ける側がともに学び成長すること、などを意...
こ‐がい【子飼い】
1 鳥獣を子のときから飼い育てること。「—の熊」 2 商家や職人の家で、子供のときから奉公人や弟子として養育すること。また、その育てられた人。「—の番頭」 3 初歩の段階から大切に育てること。ま...
こじ‐いん【孤児院】
身寄りのない児童を収容して養育する施設。昭和22年(1947)児童福祉法の制定によって養護施設と改称。