そそり
《動詞「そそる」の連用形から》 1 浮かれ騒ぐこと。「下京の若手どもが—に目覚めてみれば」〈浮・諸艶大鑑・一〉 2 遊郭などを浮かれ騒ぎながらひやかしてまわること。また、その人。「夏になると—ば...
そそり‐た・てる【そそり立てる】
[動タ下一][文]そそりた・つ[タ下二] 1 ある気持ちをしきりに起こさせる。あおり立てる。「好奇心が—・てられた」 2 おだてあげる。騒ぎたてる。「瑞相(ずいさう)めでたしめでたしと—・つれば...
その‐かみ【其の上】
(副詞的にも用いる) 1 過ぎたその時。当時。「—倫敦(ロンドン)留学中」〈漱石・満韓ところどころ〉 2 事の行われた、その時。「今一人は手をとらへて死にけり。—親いみじく騒ぎて」〈大和・一四七〉
そば‐だ・てる【攲てる】
[動タ下一][文]そばだ・つ[タ下二] 1 一方の端を高くする。「ぐにゃりとして居し肩を—・て」〈露伴・五重塔〉 2 ㋐耳や目の注意力をそのほうへ集中させる。「外の騒ぎに耳を—・てる」 ㋑枕など...
それ‐どころ【其れ処】
(あとに打消しや反語の表現を伴って)とてもその程度ではないの意を表す。「—の騒ぎではない」「君に文句などない。—か感謝したい気持ちだ」
大山(たいざん)鳴動(めいどう)して鼠(ねずみ)一匹(いっぴき)
事前の騒ぎばかりが大きくて、実際の結果が小さいこと。 [補説]もともとは、ラテン語のParturiunt montes, nascetur ridiculus mus.(山々が産気づいて、こっけ...
たか‐いびき【高鼾】
音の大きいいびき。また、ぐっすり寝入っていること。「騒ぎをよそに—をかく」
箍(たが)を外(はず)・す
規律や束縛から抜け出す。はめを外す。「今日一日は—・して大騒ぎしよう」
たけ‐がり【茸狩(り)】
山林に出かけて食用のキノコを探してとること。きのこ狩り。《季 秋》「—のから手で戻る騒ぎかな/一茶」
ただ‐ごと【徒事/只事/唯事】
《古くは「ただこと」》取り立てていうほどのこともない事柄。普通のこと。多く、あとに打消しの語を伴って用いる。「あの騒ぎは—ではない」