しゃくなげ【石南花/石楠花】
ツツジ科ツツジ属シャクナゲ亜属の常緑低木の総称。深山の渓谷沿いに自生。葉は大形の長楕円形で、裏面に赤褐色の毛が密生する。5、6月ごろ、紅紫色の花をつける。ツクシシャクナゲ・アズマシャクナゲ・ハク...
たご‐の‐うら【田子ノ浦】
静岡県富士市南部の海岸。古くは富士川河口以西をさした。富士山眺望の名所や白砂青松(はくしゃせいしょう)の地として知られる。[歌枕]「—ゆうち出でて見ればま白にそ富士の高嶺に雪は降りける」〈万・三一八〉
とうと・い【尊い/貴い】
[形][文]たふと・し[ク] 1 崇高で近寄りがたい。神聖である。また、高貴である。たっとい。「—・い神仏」「神(かむ)さびて高く—・き駿河なる富士の高嶺を」〈万・三一七〉 2 きわめて価値が高...
名(な)にし負(お)・う
《「し」は強意の副助詞》「名に負う」に同じ。「—・う富士の高嶺」「—・はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」〈伊勢・九〉
なにわ‐と【難波門】
難波の港。「—を漕(こ)ぎ出て見れば神さぶる生駒高嶺に雲そたなびく」〈万・四三八〇〉
ね【峰/嶺】
山の頂上。みね。「真白き富士の—」「高き—に雲の付くのす我さへに君に付きなな高嶺と思(も)ひて」〈万・三五一四〉
ねこ‐やなぎ【猫柳】
ヤナギ科の落葉低木。川岸に多く、葉は長楕円形で、裏は白みがかっている。雌雄異株。早春、葉より先に、赤褐色の鱗片(りんぺん)が取れて白い毛を密生した雄花穂や雌花穂が現れる。かわやなぎ。えのころやな...
ふり‐つ・む【降り積む】
[動マ四]「降り積もる」に同じ。「—・みし高嶺のみ雪とけにけり清滝川の水の白波」〈新古今・春上〉
み‐なか【真中】
まんなか。「こちごちの国の—ゆ出(い)で立てる富士の高嶺(たかね)は」〈万・三一九〉
れい【嶺】
[人名用漢字] [音]レイ(漢) [訓]みね 高いみね。山の頂。「嶺雲/銀嶺・高嶺(こうれい)・山嶺・峻嶺(しゅんれい)・分水嶺」 [名のり]ね [難読]高嶺(たかね)