かみ‐すじ【髪筋】
1 髪をくしけずったあとの筋目。 2 髪の毛。毛髪。「女の—をよれる綱には大象もよくつながれ」〈徒然・九〉 3 きわめて少ないこと。「人により知恵は—ほどもなくて」〈仮・竹斎・上〉
かみ‐そぎ【髪削ぎ】
1 髪の先をそろえてそぐこと。特に、中古、髪置(かみお)きの儀式をすませ髪の生えそろった幼児の髪先を肩の辺りで切りそろえて、成長を祝う儀式。男子は5歳で行い、女子は4歳で行うのを例とし、最初のと...
かみ‐たて【髪立て】
「髪置き1」に同じ。
かみ‐たれ【髪垂れ】
《「垂れ」は「切る」という語を忌んでいう語》「産剃(うぶぞ)り」に同じ。
かみ‐づな【髪綱】
頭髪をより合わせて作った綱。よく伸縮するので、棟木を引き上げたり、碇綱(いかりづな)としたりする。また、寺に奉納することがある。
かみ‐どこ【髪床】
「髪結(かみゆ)い床(どこ)」に同じ。
かみ‐どめ【髪留(め)】
髪をまとめたり、飾ったりするための留め具。
かみ‐なが【髪長】
1 髪の毛が長いこと。 2 僧をいう斎宮(さいぐう)の忌み詞。 3 《近世語》婦人。女性。「弱々としたる—の戯れ、一生知らずして」〈浮・五人女・五〉
かみ‐の‐け【髪の毛】
頭の毛。頭髪。かみ。
かみのけ‐ざ【髪座】
北天の小星座。乙女座の北にあり、5月下旬の午後8時ごろ南中する。この星座の中に銀河団がある。学名 (ラテン)Coma Berenices