ち‐はつ【薙髪】
[名](スル)髪を切ること。髪をそり落とすこと。剃髪(ていはつ)。「—して宮を脱し」〈露伴・運命〉
ちゃせん‐がみ【茶筅髪】
1 室町末期から江戸初期にかけての男子の髪形の一。髷(まげ)をつくらずに、髻(もとどり)を元結などで束ね、茶筅のような形にしたもの。 2 江戸時代の未亡人などの髪形の一。髪を切り下げて結び、その...
ちゃ‐ぱつ【茶髪】
茶色に染めた髪。もともと金髪でない人が、染色や脱色などで茶色や金色にした髪。
ちゃびん‐まえがみ【茶瓶前髪】
文化・文政(1804〜1830)ごろ、京坂地方で行われた男子の髪形。前髪を高くし、後ろの髷(まげ)と合わせて茶瓶の手のような形にしたもの。中流以上の町民の子弟が結った。
ちょう‐はつ【調髪】
[名](スル)髪を切ったり刈ったりして整えること。整髪。理髪。「理髪店で—してもらう」「男性用—料」
ちょう‐はつ【長髪】
1 長い髪。髪を長くのばしていること。 2 長くのびた月代(さかやき)。「無礼の—略衣のこのまま」〈浄・布引滝〉
ちらし‐がみ【散らし髪】
髪を結ばずに、散らしたままにしておくこと。また、その髪。「幽霊は—なれど」〈紅葉・二人むく助〉
つくも‐がみ【九十九髪/江浦草髪】
老女の白髪、また、その老女をいう。「百年(ももとせ)に一年(ひととせ)たらぬ—我を恋ふらし面影に見ゆ」〈伊勢・六三〉 [補説]白髪が水草のツクモに似ているところからいう。また一説に、「百年に一年...
つけ‐がみ【付(け)髪】
1 毛髪を補うために仮につけそえた髪。そえがみ。 2 髪を結うときに、余分に入れる髪。入れ毛。
つの‐がみ【角髪】
1 「揚巻(あげまき)」に同じ。 2 江戸時代、元服前の少年が結った角前髪(すみまえがみ)。