たま‐だな【魂棚】
「精霊棚(しょうりょうだな)」に同じ。《季 秋》「—の奥なつかしや親の顔/去来」
たま‐どの【霊殿/魂殿】
1 死者の霊を祭った所。たまや。 2 葬送の前にしばらく遺体を納めておく殿舎。たまや。「昔物語に、—に置きたりけむ人のたとひを、思ひ出でて」〈源・夢浮橋〉
たま‐ふり【魂振り】
1 活力を失った魂を再生すること。広義には、鎮魂(たましずめ)を含めていう。 2 鎮魂(たましずめ)の祭のこと。
たまほめ‐ぼし【魂讃星】
二十八宿の一、鬼宿(きしゅく)の和名。魂緒(たまお)の星。→鬼(き)
たま‐まつり【霊祭(り)/魂祭(り)】
陰暦7月の盆を中心にして、祖霊を迎えて祭りをすること。精霊(しょうりょう)祭り。盂蘭盆会(うらぼんえ)。《季 秋》「夜かよふ蝶あはれなり—/闌更」
たま‐むかえ【霊迎え/魂迎え】
「精霊(しょうりょう)迎え」に同じ。《季 秋》「はまなすの数朱くれなゐ—/林火」⇔霊送り。
たまむかえ‐どり【魂迎え鳥】
ホトトギスの別名。
たま‐むすび【魂結び】
魂がからだから浮かれ出るのを結びとどめるまじない。また、「袋草紙」によると、人魂に出会ったときは、「魂は見つ主は誰とも知らねども結びとどめよ下がひのつま」という歌を三度唱え、男は左、女は右の褄(...
たまもえ【魂萌え!】
桐野夏生の小説。平成16年(2004)「毎日新聞」で連載。単行本は翌年刊行。50代の平凡な主婦が、夫の死をきっかけに自らの人生を歩み始める姿を描く。平成19年(2007)阪本順治監督により映画化...
たま‐よばい【魂呼ばい】
「魂(たま)呼び」に同じ。